こんにちは。南の島、沖縄で木造二世帯住宅を建築中のみかんです。
今回は、我が家が建築士事務所(設計事務所という方が一般的なようなので、今後は設計事務所と記載します)に決めるまでの話を書きたいと思います。
少々長くなりそうなので、二回に分けたいと思います。
さて、木造住宅を建てることを決めたみかん一家。次のステップは、家づくりをどこにお願いするか、ですよね。
注文住宅を建てるには、業者の選定が大切です。業者といっても、ハウスメーカー、工務店、設計事務所があります。それぞれについて、家づくりの本でも必ず書かれていますが、改めておさらいです。
ハウスメーカー
特に定義はないようですが、日本全域、もしくは広範囲な営業網を持つ住宅メーカーを指すようです。沖縄では木造住宅であれば、Tホームか、I、A設計かなあ。
以下は、私が考えるメリット・デメリットです。
ハウスメーカーのメリット
- 全国展開しているため、安心感がある。
- モデルハウスがあるため、建築後のイメージがしやすい。
- 提携している融資先があり、手間を省くことができる。
- 営業が積極的にアピールポイントを教えてくれる。
→県内の工務店だと倒産の可能性もありますが、ハウスメーカーならかなり安心感がありますね。建築後の保証まで考えるとこれは大きいメリットです。
→工務店でもモデルハウスがあるところはありますが、完成見学会でしか完成後の家が見れないこともしばしば。いつでも見れるモデルハウスがあることは強みかもしれません。
→提携先があり銀行回りをする必要がないため、融資先探しにかける時間を節約することができます。
→自社の売り込みポイントを教えてくれます。県内の工務店でも詳しく教えてくれる人は勿論いますが、アピール下手な人が多い気がします。家づくりを考えたとき、初めに見学に行くのはハウスメーカーがいいかもしれませんね。
ハウスメーカーのデメリット
- ハウスメーカー色のある外観になってしまう。
- 工務店に比べると割高になる。
- オプション費用が載せられやすい。
- 営業さんの勧誘がすごい。
→建った家を見ると、ハウスメーカーの色というものがどうしても出てしまいます。ドライブ中に見かけた際、「あそこのハウスメーカーで建てた家だ」とすぐ分かります。気にしない人にとってはデメリットではないか。
→全国展開しているため、建材の原価は抑えているかもしれませんが、広告費用、モデルハウスの維持費用、数多い営業さんの人件費用が載せられて工務店より割高です。
→②と関連していますが、契約後に詳細打ち合わせをするため、契約後はオプション扱いとなり追加金額は割高になります。
→見学に行った後は、頻繁に電話が掛かってきました。勧誘が苦手な人からするとデメリットになりますね。
工務店
全国規模で展開しているハウスメーカーに比べると地域密着型の建築会社、になるのでしょうか。沖縄でも木造建築を主体にしている工務店、ここ数年でとても増えてきましたね。wikipediaによると、工務店にもいくつか種類がありようです。
- 棟梁型
- 社内に建築士を抱えデザインで他社との差別化を図っている店(デザイン型)
- 外部の建築家の設計による施工だけを行う店(施工専門型)
- ハウスメーカーの下請けや、特定工法のフランチャイズ業務が中心の店(フランチャイズ型)
- 特定の建材・設備などを使った住宅を商品化・シリーズ化して販売型の店(ハウスメーカー型)
- 自社土地購入で建売住宅や売建住宅販売を展開する店(デベロッパー型)
みかん家が完成見学会で回ったのは、デザイン型のH、ハウスメーカー型のA、T、K、デベロッパー型のR等。
特にデザイン型のH社に出会ってからは、恐らくここにお願いすることになるであろうと、親世帯・子世帯ともども思っていました。最終的に設計事務所の選択になりましたが。こちらも考えられるメリット・デメリットを挙げていきます。
工務店のメリット
- コスト・パフォーマンスに優れている。
- ハウスメーカーと比較すると、施行上の制約が多くないため、デザイン性の高い家が建てられる。
- 長く付き合える地元密着型の店が多い。
- 対応が迅速なところが多い。
→ハウスメーカーや設計事務所に比べるとコスト・パフォーマンスがいいのが一番のメリットです。家づくりは何かとお金がかかります。コスパがいいってとても大切なことですよね。
→雑誌やネットで得た家づくりの情報をリクエストすることも可能です。ただしハウスメーカー型工務店の場合は、制約がある場合があるので要注意となります。
→長く付き合えるってとても大切なことですよね。家は建てた後のアフターフォローも大切です。
→③にも関連するところですが、ハウスメーカーに比べると何かあった際の対応が迅速な場合が多いです。
工務店のデメリット
- 工務店の規模によって、良し悪しが別れる。
- ハウスメーカーと比べると規模が小さいため、倒産などの可能性もある。
- 工期が長くなる場合がある。
→沖縄だけでもかなりの数の工務店があります。その品質もピンキリだと考えた方が良いです。どの工務店に依頼するのか、見定める目が大切ってことですね。
→実際、夫の実家は建築後数年で倒産してしまい、倒産後はアフターフォローを受けることができませんでした。建築実績や経営状態などを事前に把握することが大切です。
→工程管理が徹底していない為、ハウスメーカーに比べると工期が長くなりがちです。その分、本契約後のちょっとした修正や、追加など融通が利くところもあるかもしれませんね。
設計事務所
設計を主に業務としている事務所のこと。施工は行わないところがほとんどです。設計以外の業務として、施工する業者(工務店)が図面通りに工事しているかを監理する監理業務があります。沖縄県にも設計事務所は、山ほどありますがRC住宅を手掛けているところが多いようです(RCと木造の混構造を得意としている事務所もありました)
設計事務所のメリット
- デザイン性の高い家や、敷地の条件に合わせた家が建てられる。
- 設計監理者と施工者が別。
- 予算内での調整も細かく行える。
→敷地の条件や家族の希望に合わせた設計をしてもらえます。この自由度が最大の魅力です。ハウスメーカーや工務店が嫌がる変形地や建てるのが難しい土地の設計を得意としている設計事務所もあるようです。
→設計監理者と施工者が別ということは、ハウスメーカーや工務店にはない大きなメリットです。しっかり監理されているため、工事金額の不当請求や、手抜き工事についても心配ありませんね。
→これも大きなメリットだと思います。希望をあげていくと予算は上がっていくもの。施主の希望に合わせて予算内での調整もしてもらえます。
設計事務所のデメリット
- 完成までの工期が長くなる場合がある。
- 設計事務所に支払う設計・監理料が発生するため、トータルの建築費用は増える。
- 設計士との相性も大切
→完全オーダーメイドの設計のため、ハウスメーカー、工務店に比べると打ち合わせの数は増えます。工期も比較的長くなりがちです。
→これは仕方ないですね。でもコスト最優先に考える方には大きなデメリットかもしれません。
→長い時間をかけて打合せをしていき、一つの家を完成させるのですから設計士との相性も必要だと思います。
以上が私の考えたハウスメーカー、工務店、設計事務所のメリット・デメリットでした。
いろんな業者を回った末、最終的にみかん家が設計事務所を選んだ理由については、次回書きたいと思います。
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