こんにちは。南の島、沖縄で木造二世帯住宅を建築中のみかんです。
突然ですが、『家相』って聞いたことがありますか。
沖縄で家を建てようとしている人なら、もしかすると一度は聞いたことがあるかもしれません。私も最初は、「家相」って家の「風水」みたいなものでしょ。
くらいにしか思っていませんでした。
その「家相」を親世帯は意識して、今回の間取りに反映しています。
家相と風水の違いとは?
でも、じゃあ「家相」や「風水」って何かと言われると二つの違いが曖昧だったりして。早速調べてみました。
「風水」とは?
元々は中国発祥の「気」の力を利用した環境学のことです。衣・食・住・行動など自分の環境全てを使って運を拓いていく。いわば開運のための環境学だそうです。
「家相」とは
奈良時代に中国から仏教とともに伝わり、日本で独自に発達したもの。土地や間取りによって住人の運勢を占うもので、風水を間取りや土地に限定したもの。ちなみに沖縄の家相は、本土のものとは若干異なるようです。
沖縄の家相についてのオススメの本
沖縄の家相についての詳細は、こちらの本が詳しいです。
【カミングヮ―家族を癒す沖縄の正しい家相/ボーダーインク】
著者の長嶺さんが仰っている内容をかいつまんで書くと下記になります。
- 敷地は変形でなく、長方形が好ましい。
- 家は南か、東向きに作る。
- 屋敷囲いはすべき。
- 家を胎児を守る体内に見立てる。胎児のお尻部分にあたるところが北西。こちらに水回りを持ってくる。水回りはまとめてできる限りコンパクトにする方が望ましい。(北西に置く優先順位として、トイレ←浴室←キッチンの順が良い)。
その他にも
- 胎児のおへその部分に玄関。頭部分に床の間が該当する間取りが良い。
- 床の間は、南か東に向けて明るく作る。
- 床の間の上に部屋を作らない。
- 家を六等分して、部屋の配置を決める。
- 二階建てにする場合、水回りは二階に持って行った方が良い。
- 二階建ての場合、リビングは二階へ。寝室は一階の方が良い。
- 浄化槽がある場合は北西に作ること。
- 浄化槽よりは下水道の方が好ましい。
- 水回りの上に部屋は作らない(水の上に人は住めない、そう)。
- 二世帯住宅にする場合、親は二階へ。
- 一つの敷地内に複数の建物を建てない。
- 家を建てる際、使用していない浄化槽が埋まっていたら、取り除く。
- 家畜小屋の跡地の場合は、土を入れ替える。
- 敷地内の家庭菜園も肥料を使用するため推奨しない。
全部が全部取り込むことはできないんですけどね(親世帯二階とか)でも、親世帯についてはできる限り設計に家相を取り込んでもらいました。
みかんの家に取り込んだ家相
- 敷地は変形でなく、長方形が好ましい。→実際畑部分を入れると変形地なのですが、畑部分(農地)と、宅地を仕切ることで長方形としました。
- 家は南か、東向きに作る。→これは、もうそのままです。
- 屋敷囲いはすべき。→外構予算には含まれていないため、後々自分たちで作ります。
- 家を胎児を守る体内に見立てる。胎児のお尻部分にあたるところが北西。こちらに水回りを持ってくる。水回りはまとめてできる限りコンパクトにする方が望ましい。→これも胎児のお尻の位置ピッタリとはいきませんでしたが、できる限り北西にまとめました。
- 胎児のおへその部分に玄関。頭部分に床の間が該当する間取りが良い。→広さの関係上、床の間は作りませんでしたが、後々床の間にするスペースは残しています。
- 家を六等分して、部屋の配置を決める。→完全に六等分ではありませんがだいぶ考えて作ったようです。
また、義母が持っている別の土地は家畜小屋の跡地だったため、そちらは土を入れ替えたとのこと。
私は家相や風水やあまり詳しくないのですが、家畜小屋の跡地の土を入れ替えるというのはものすごく納得できるというか、その方が気持ち的にすっきりしますね。
子世帯は家相についてはそこまで取り込んで設計してないのですが、水回りはできる限り北西にまとめ、親世帯の水回りの上に部屋は作らないようにしてもらいました。沖縄では家相を気にしている方も多いようなので、参考にしてもらえると幸いです。
さて、次回はようやく詳しい間取りの話を、と行きたいところですが、私の苦手な数字の話…ローンの話を書きたいと思います。
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